空気が乾燥し、日も短くなってきた。
最近は秋が短いと感じるが、気のせいだろうか。
夜空を見上げると涙が浮かぶ、そんな季節。
週末、おうし座流星群に合わせてテント泊へ。
僕の場合は自転車での移動となるため、重量、質量、そして重要度が携行品を選ぶ目安となる。
マウンテンバイクにリアラック/キャリアを装着してパニアバッグ
等を利用する。
移動距離や目的の場所に応じて積載量が変わるため、パニアバッグを両サイドに利用したりリアラックに荷物を積載したりなど、その都度調整する。あとはいかに移動する過程を楽しむかに限る。
11月は5時前には日没となるため、日が上がっているうちにテントを設営し日没とともに火を入れて食事の準備。火床を2ヶ設ける。そのうちの一つは食事後の焚き火用となるのだ。
「生きるために食べるべきで、食べるために生きてはならぬ。」との言葉が脳裏に浮かぶ。
この日の最低気温は5℃。星空と焚き火。熱源として、光源として木を焼べながら火の量を調整する。
闇の中の火は非常に魅惑的である。特に炭化した木が燃える様子は有機的であり、まるで周囲の闇を吸い込もうとしているかのようである。不規則に木々が燃える音。きっと、それは闇の中にあるヒトのこころをそっと優しく開くはず。それは何かしらの物質によるモノとは異なるものだ。それが故に定期的に焚き火がしたくなる。
そして今回の目的であった流星群、月が沈んだ後もよくわからなかったなあ。
*焚き火の後は、薪は完全に燃やし切った上で灰の状態にしてから処理を行いましょう。