あつい。そして、じめじめ。
考える気力すら失せるのである。
人は考える事をやめると、感情のままに動く。
その先の目的はきっとない。
しかし、何かしらの欲求を満たすという目的はあるようだ。
生理的なものか、もしくは社会的なものか。
そして、新たな知識を入手することさえも拒否するようにさえ見える。
既存の知識がないのだから、それすらわからないのだろう。
感情的に煽っても、知識を持つ者には通用しないのである。
とはいえ、感情的な表現様式を忘れてしまっては全てがモノクロの世界になってしまう。
このバランス感覚というものも時代によって変化するのだろうか。
これまでの文明史上においうて、我々人間が持つ感情に変化があっただろうか。