空の表情も変わり、空気も乾き始めた。
日中はまだ暑いものの、夜になると風が心地よい。
さて、季節の変わり目においてシャツ1枚羽織りたい時などに、便利なのがオックス地のシャツである。
個人的には黒の無地Tとともに長らくの定番である。
秋冬シーズンの衣類を購入するのであれば、オックス地のBDシャツがおすすめ。
もちろん秋冬のみならず、オールシーズンの着用が可能だ。
オックス生地はオックスフォード大学がその名の由来の通り、英国発祥の生地である。
多くのものは100% コットンの生地で通気性も良く、丈夫なため気を使わずに着ることができる。デニムシャツよりはボトムスを選ばず、BDシャツであればカジュアルな日常着として使い勝手が良い。
毎年、父親の誕生日にオックス地のシャツかネクタイを贈っていたために、父親が亡くなった時にはパステルカラーのBDシャツをかなりの枚数見つけた。
上の画像はそのうちの一枚を譲り受けたものだ。しかし、父親とはサイズが異なるため僕が着るとシャツジャケットのようになる。シャツを選ぶにあたっては、折角のオックス地なので首回りや袖周りに裏地が無いものが良い。オックス生地はデニム同様に着るほどに身体に馴染む。着込んで洗っていくと徐々にとしっとりとした生地感になり、最終的には首回りが破れてきて別れを告げることになる。袖の破れのみの場合は、テーラーにて半袖にしてもらうこともある。今ではほぼ全てのアパレルブランドにてBDシャツを展開するほどに定番の商品となっているので、選択肢は広い。安価なモノを購入し、飽きたら捨てる。もしくはメルカリでまとめて売るというのが今の消費行動であろう。
しかし用途に見合ったある程度のものをミニマムに所有し、長く使い続けるというのも良いのではないだろうか。