実際に出版にあたって非常に参考になったのがこちらの記事。
全体の流れから注意すべき点まで書かれているので、有り難い。
あとはgoogle it, google it, man.
KDPのアカウントを作成。
すでにアマゾンの口座を持っていれば、KDPを利用するのに必要な項目を記入する。
そして、米国での納税者番号を取得する。
この書類を記入してIRSに送信。電話でも対応可である。
この納税者番号を取得後にKDPサイト内にて税に関するインタビューを行い、納税者番号を送信。
この手続きをすることによって、非居住者としてAmazon USAでの売上に対しての源泉徴収が軽減される。
今回、僕の場合は日本語縦書きの小説なので読み手はかなり制限される。
日本国外からの売上はほぼ無いと思われるが、国外での売上を見込んでいる方はまずEIN取得を行ったほうが良い。
ついでにこちらを持っていると便利かもしれない。
そして原稿を用意する。
僕の場合はもともと紙の原稿として書いたのでitext proを使用して書いた。
しかしitextで設定した禁則処理などはほぼ無意味な存在となる。
まずは原稿をtextファイルにて作成する。
そして、このtextファイルを電子書籍用のepubファイルに変換する行程が必要となる。
まずは、text形式で横書きで原稿を書けば良いのである。
文字数やテーマ等を指定される場合もあるが、創作に当たっての素材や原価等には制限はない。
すべては自身の脳内での作業となるので非常に自由な創作が可能だ。
基本的に小説に限っては誰が何処に行って誰と会い何を話しても自由なのである。
思考するという事は無限なのである。
次に必要なのが表紙だ。
jpegファイルをKDP推奨サイズで作成する。
僕はphotoshopで作成した。この時、ファイル名をcover.jpegで作成したほうが後々問題が無い。
textファイルの原稿とjpegファイルの表紙をこちらでepubファイルへ変換する。
この時点で縦書きに設定する。
そして変換されたepubファイルをKindleプレビューツールにてmobiファイルに変換する。この時も縦書きに設定して変換。このmobiファイルがKDPにアップロードされる原稿になるのである。ファイル変換時にディレクトリーファイルがepubファイルにて作られるので、このディレクトリーファイル内のmobiファイルを選択する。
あとはKindleプレビューツールで確認しながらの校正作業となる。
いかに読みやすく見えるかを考える必要がある。
僕は場面の切り替えなどを注意して、プレビュー表示を切り替えながら原稿を修正した。
ここでの最終作業がそのまま出版されるので、いかに読みやすいかを自身の判断で行う必要がある。
ちなみに紙の原稿の段階では縦書き設定となっていた二桁の数字は全てが90度転回される。
僕はストーリーの上で特に問題は無いと判断し、無視した。
一桁の数字は全角にすることにより縦書きとなる。
全てが自身の判断になる。
僕の書いた小説には違法行為が出てくる。
出版に当たって、parental advisory的な感覚で
18歳未満にはふさわしくない内容であると申告をしたところ、18禁設定で出版された。
十代のキッズに読んでもらいたいので、設定の変更をしたところ作品が再レビューされた後に
18禁解除となり再出版された。
基本的には作品の案内文や価格等を変更した場合でも
再レビューされるという点を考慮した上で作業を進めたほうが良い。
しかし、一連の作業は結構手間でもある。
KDPの代行業の需要があるのにも頷ける。
やはり、今はいかにプラットフォームを確立するかという時代なのだろう。
作る側にもそういった選択の判断が必要とされるという事だと思う。