昨年、友人の自転車が盗まれた。この自転車は元々は別の友人が所有していたもので、自転車好きから自転車好きに渡ったモノなだけに非常に残念。自転車ブームが落ち着いたとは言え、未だに自転車の盗難被害が絶たない。その昔、別の友人の場合は自身の自転車をオークションサイトで発見し、警察に通報した上で実車確認を行い犯人逮捕になった事もある。僕の場合はパーツがよく盗まれた。サドル、ブレーキ本体、ひどい時はペダルなど。
ここ最近はベル、そしてフレームパックが盗まれた。モノを捨て、所有欲が減ったものの、実際に所有物が盗まれるとやはり腹ただしい。自転車の場合、自転車本体で販売するよりもバラしてパーツ毎に販売した方が金額が高くなる上、フレームのみにしてしまえば余程フレームに特徴がない限り所有者の特定が難しくなる。自転車にロックをかけても、盗まれるモノは盗まれる時には盗まれるといった、ある種の諦めが必要だ。
とは言え、こういった悪の枢軸に対しては「盗むなよ」というセルフディフェンスの姿勢を示すことが重要である。鍵をかけなければ、盗まれてしまうのだ。一緒に酒を飲んで話し合っても、相手はこちらが酔いつぶれるのを待っているであろう。議論を試みる姿勢は重要ではあるが、また別の話である。
まずは防衛行為を合法とすることが必要な気がする。
自衛のための戦力、この場合は自転車に鍵をかけるという行為を指すが、どのような鍵を使えば良いのか。有効なロックとは何だろう。
knog(ノグ) BOUNCER U-LOCK BLACK
まずはU字ロック。比較的小型なサイズを選び、後輪とシートチューブでロックすることが多い。ロック本体のみのため、持ち運びにもスペースを取らない。デメリットとしては固定物と車体とでロック(地球ロック)することが難しい点であろう。
Master Lock (マスターロック) Φ12x1800mm リセッタブルケーブルロック 【蓄光ダイヤル】
次にワイヤーロック。ある程度の長さのものであれば車止め等の固定物と車体とでのロック(地球ロック)が可能となる。鍵タイプのものは鍵穴部分がサビに弱い。ダイアル式のものだと、夜間のダイアル合わせが困難だったりもする。ワイヤー式なので、国内に流通しているものは切断が可能である点がデメリットになるだろうか。
U字ロックとワイヤーロックの中間になるだろうか。
後輪とシートチューブでのロックが可能。そして地球ロックも可能。デメリットとしては重いという点。
僕自身はワイヤーロックを使うことが多い。開き直りの姿勢である。選択肢としては鍵タイプのものかダイアル式のものになるが、選択肢として上の画像にあるMaster Lockのスピードスライドロックを使用している。確かに急いでいる時や、夜間においては非常に使いやすい。コンビネーションの設定が自由であるが故に、コンビネーションの設定が重要である。今の所、サビの問題が出てきていないが今後も注視が必要だ。
あくまでも使用した感覚ではあるが、冬の間に開閉に戸惑うことが多い。コンビネーションを入れても、空打ちしているような。この点については何かしらの根拠が必要かと思われる。
これが気になるがどうだろう。指紋認証で開閉ができると素晴らしい。
いずれにせよ、必要なのは防衛手段を持っているという事実ではないだろうか。ロックをかけなければ、盗られてしまうのだ。
電話通話すら難しかった70年前に比べて、iPhone、iPad, スマートウォッチの時代になっていることを認識できないものか。